またまた放置状態。。。
正直言って。。。
ほとんど、会社が家になっています。
家族には、大変申し訳ないですが。。ほんと、忙しい。。
さて、爆弾発言的なテーマを語ろうと思います。
なお、大学の先生や研究者などの論文などを参考にせず、僕の主観で書いていますので
その辺、ご勘弁を。。
そうだな~、僕が独立した10年前くらいから流行りはじめた「デザイン思考」
僕も、一所懸命に勉強してさっさと、独立成功に導こうと思っていた。
でも、この「デザイン思考」が流行り始めてきた途端、デザイナー以外の方々が「デザイン」を語り始めてきて、はっきり言って僕自身「デザイン」という意味が分か解らなくなってきた。。
そこで、僕はメーカーをやめてデザイナーという職業に命をかけようとしたのか。。。
それは。。。
「誰にもできない、僕にしかできない美しいモノづくりを企業とともに作りみんなに、すごーーーい!と言ってもらいたい」こと、他ならない。
これを読んでくれているデザイナーさん、あなたはどうですか?
デザイナーを名乗っている方々すべてが「自分で発想したモノづくりをして、皆をあっと言わせたい!そして有名になりたい」のではないでしょうか??
そう思っているなら、デザイナーさん!あなたは「シーズ思考」です。(笑)
僕は、どんな人も職業に自信があり自分の考えやものづくりを他人に理解してもらいたい!と思っている時点で「シーズ思考」なんです。
それでよし!!
そもそも自分の想いやしていきたいことを持っていらっしゃる方は「ニーズ思考」にはなれませんよ。
「ニーズ思考」を超肯定的に考えることを押しているのが「デザイン思考」と世間では言われてる。。。あと、伝えること。。。
で、ニーズが大好きな業界の方々が「これは!」と思い、飛びついたというわけ。
ニーズにいかに伝わるか?
でもね。。。そうではないんです。
「デザイン思考」を深く入っていくと「ディスカバー(発見的市場)」を見つけ出すことにつながります。
ですから、ニーズではないんですよ。。
デザイン思考の中に「プロトタイピング(早期視覚化)」という手法がありますね?
このプロトタイピングは本来であれば「体験し発見すること」なんです。
この辺、日本で勘違いしている方が多いと思います。
ニーズは「健在的な暫定市場」です。
ウォンツは「潜在的な期待市場」です。
ディスカバーは「発見的な未来市場」です。
(↑上記は持論です)
この前、FBで「日本はサービス立国」と書きました。
なんのサービスかというとですね。。。「体験したくなるような伝える手法」なんですね。
日本のモノづくりが世界に賞賛を浴びている(今もそうだと思う)のは
「匠の技」と「体験」を提供すること他なりません。
スティーブ、ジョブスがAppleをイノベーションする際に一番影響を受けたのはSONYの
ウォークマンです。スティーブ・ジョブスはSONYウォークマンの何に影響されたのでしようか?
影響など受けていませんよ。「体験し発見」したんです。。。。自分のやるべきことを。。
こういった運び方を理解すれば、きっと日本の製造業はどんどん良くなると思っています。
その参考になるのが「デザイン・ドリブン・イノベーション」(DDI)」という概論です。
その概論で一番重要なのは「技術が悟る瞬間」ということです。いわゆる、、、「技術への意味づけ」です。
デザイン思考と言っている人たちのほとんどがこの思考と勘違いしている側面もありますよね。
DDIに興味のある方は、インターネットでもいろいろ載っていますので見てみてくださいね。
新しいものではないですが、今一度、この原点に日本のモノづくりが気づき、そこにデザイナーも絡んで、「モノづくりサービス立国」の再来を望みます。
おわり。。