ラクガキはじめます。

マネージャーの村上です。
もうひとつ、まるまという名をもっています。その由来はまた別の機会に。。。

2009年に、この工業デザイン事務所の敷居をまたいで以来、すっかりデザインの魅力にとりつかれ、今に至ります。

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今日は、初・落書きなので、私が今ここにいる経緯を少しだけ紹介します。
長くなるので、お覚悟を。

 

私は以前、まったく違う種類の仕事をしていました。
企業の事業財務を計画、申告する仕事です。

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今ふりかえると、企業財務を広い意味でのデザインをしていたと言えなくもありません。

その仕事は、当時の私のような年が若い担当者レベルでも、数多くの会社の経営者と直接お話しできる機会に恵まれていて、それは他の職種ではなかなかない特権でした。
そのような機会を与えてくれてさらに丁寧に(厳しくかな。。)指導してくださった恩師にはとても感謝しています。
その経験は今の私の大きな財産となっています。

 

そして、ひょんなことからその職場からこの工業デザイン事務所を紹介され、社長面接、つまりは登に会いに来た日のこと。

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2009年3月某日

エレベーターの7Fのボタンを押した。やばい、約束の時間ぎりぎりだ。

私、結構緊張してる?!
面接なんて、久しぶり。おまけに紹介されてすぐに面接に来たので、この会社のこと何にもしらないし、大丈夫かな。。。

ドアをあけ、インターフォンで呼び出すと、
きれいなミーティングルームにとおされ、まもなくニコニコした男性と怖い顔をした女性が現れた。

ニコニコした男性が社長だということがわかった。
男性が工業デザインについて語ってくれた。
5分、10分、・・・・・

・・・・・・1時間経過。

人は1時間つづけて相手の話を聞くと、疑う気持ちがなくなり信頼感を覚えるらしい。確かにそんな感覚になったような気がする。

細かい話の内容はあまり覚えていないが、工業デザインって抜群におもしろいな。と感じたことは記憶に残っている。
私が趣味でやっていた、グラフィックや動画製作、WEB製作とはまったく違うな。。。と。

男性の語りは続く。
最初の顔よりもいっそう怖い顔をして、女性が話をさえぎった。
「面接なんですから、社長ばっかりしゃべってはだめですよ。」

ぴしゃりと怒られて、男性は肩をすぼめて話をとめた。

女性がきりだした。
「あなたは、この会社を志望した動機は何ですか?」

きました。この質問。
デザイン事務所は面白そうだと思ったけれど、深く調べたりしてから面接に来たわけではなかった私は、どう答えようか悩んだ。

言おうと思えば
「御社の事業は将来性があり。。。。」だとか
「モノづくりを通じて社会貢献を。。。」だとか
言えなかったわけじゃない。

ただ、真剣に語ってくれた社長に対して、用意してきたお約束の面接テクニックにありがちなセリフを発することが、とっても薄っぺらくてなんだかバカらしくなった。

悩んだ末に私が発した答え。

「はい。家が近かったからです。」

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質問してくれていた女性の顔が凍り付いた。

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いや、そりゃそうだよね。うん。当然です。凍りますよね。この答え。

すると、男性が、「ちょっと事務所の中を見る?」と言ってくれて、中を案内してくれた。
すると!!!

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なんで車の雑誌がこんなに並んでるの?????!!!!!

なんと、男性はカーデザインを経験して今にいたるということだった。

私がここに立っているのは運命だ!!
私は昔から車が、特にクラッシックカーが大好きで、若かりし日の就職の際もカーディーラーを選んでいた。(事情があって入社しなかったけど)

高揚して、頬が赤くなった。
そして、同時に青くなり。。。

外から見たら私の頬は色が混ざり合って紫色になっていたに違いない。
先ほどの女性への答えを取り消したかった。
もう一度、きいてよーーーー!!!
と、心の中で叫んだ。

 

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そんなこんなで、私はここにいる。

あんな答えをはなった女を
社長は採用したのだ。。。笑

後日談。
どうやら、あの場であんな答えをできる人は、肝が据わっていて、デザイン向きに違いないと、、、社長は思ったらしい。
当然、凍り付いた女性は採用に大反対だったらしい・笑

この話は
今となっては、必ずみなさんにご披露する面白エピソードとなっている。

私は変な女です。否定しません。
バカだアホだと極端に嫌われることもたくさんあります。苦笑

だけど、
風貌からくる親しみやすさが助けて相手に様々な話をきかせてもらえることと、
情熱だけは世界一だと思っています!!

今後は、様々なプロジェクト、日常生活の中のエピソードなどを書き綴っていきます。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。。。

 

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