(冒頭写真は2016年札幌モーターショーにて。寒冷地EVの開発メンバー)
皆さん、こんばんは。先日、溜まっていた話題を一気に書きまくったので、本日から2日毎に1話題くらいにしようかと思ってます。弊社は一般的にいう「工業デザイン事務所」ですが、実態は製品開発全般で企業様の支援をさせていただいております。機械、電気電子、組み込みシステム…一応マルチに対応できます。一昔前よく言われた「1人ファブレス企業」みたいなもんです。デザインエンジニアを自負しているので「デザインエンジニアは1人で思考完結する」という言葉をそのまま実行しております。しかし、思考だけでは何も動かないので、多くのサプライヤー企業と連携しております。しかし…皆さん、ただのサプライヤーではありません。「デザインを本質的に理解している」製造会社です。知り合った当初は、デザインに対する理解度が薄かったのですが、余計なお世話的に淡々とその企業にデザインを語ります。そして実行する。デザインエクスペリエンスの経験し、そのメリットや意味を知ります。そこにはまず儲けという欲はあまりありません。面白いことが自社の価値になり、社会に実装していけることに楽しみを抱き始め、今ではオモロイことしょーやぁ!が合言葉になってきました。結局それが高利益を叩き出します。サプライヤーさんは弊社の場合、大阪、名古屋が多く、関東には少ないです。(関東の会社とはあまりウマが合わない?)弊社の無謀な企画案に対しても真剣に取り組んでくれる…こういう会社に支えられてクライアント様に真の価値を提供できていると思ってます。サプライヤーが寝ないで仕事する時があれば、僕も寝ません。古臭い付き合い方かもしれませんが、「三方良し」の実現は今も昔も変わらない人間の喜びだと思います。IT時代と言われその波状で今はDX、AIという言葉がものづくりの世界にも浸透してきておりますが、この世界、日本は圧倒的に弱い。弱いところを強くするより強いところをより強くすることが良いと思ってます。「Design a supplier」は技術系製造業を強くする。そう思います。
ではまた。登拝